森岡 まこぱさん

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VOL7.森岡 ぱこぱさん

地域に根差した情報発信と場所づくり

森岡 まこぱさん

ローカルメディア「On Ridgeline」と私設図書館「みんなの一箱図書館 さかいめ」を運営する森岡まこぱさんにインタビュー!

本日は小山町在住で、ローカルメディア「On Ridgeline」と私設図書館「みんなの一箱図書館 さかいめ」を運営する森岡まこぱさんにお話を伺います。よろしくお願いします!

まこぱさん:
森岡 まこぱです。普段はフリーランスでライター・編集者として仕事をしています。よろしくお願いします。

地域情報に特化したWEBメディアの設立

まこぱさんは小山町に移住されたんですよね。

まこぱさん:
そうなんです。出身は岐阜県の郡上市なんですが小山町よりもたくさん雪が降る場所で、私が暮らしていたときは毎年1mとか雪が積もっていました。それから色々な縁があり静岡県に移住して、小山町で暮らすようになったのは2023年です。

小山町での暮らしはいかがですか?

まこぱさん:
すごく住みやすいです!小山町は車で10~20分圏内で大体のものは揃いますから意外にアクセスもいいですよね。

まこぱさんはライターとしての活動だけでなく、ご自身でWEBメディアや私設図書館の運営もされいますよね。先ずはWEBディアについて教えていただけますか?

まこぱさん:
はい。2020年から「On Ridgeline」(オンリッジライン)というWEBメディアを運営しています。主に静岡県東部のイベント情報や周りの人に話したくなるような情報を定期掲載しています。

静岡県東部に住んでいる人達にとってすごくありがたいWEBサイトなんですよね。ではOn Ridgelineを始めたきっかけを教えてください。

まこぱさん:
出産が大きなきっかけでした。それまでフリーランスとして東京の企業から仕事をいただいていたんですが、出張や取材、納期等が厳しい仕事を続けるのは大変で、新しい働き方を考えたりしていたんです。
そこで、面白いものや自分が好きなものを集めて、それを発信してみるのはどうかと考えたのが始まりでした。

そういうきっかけだったんですね。今ではOn Ridgelineでは1,000本以上の記事が掲載されていますが、全てご自身で書かれたんですか?

まこぱさん:
はい。自分でお店やイベントの主催者の方に取材の依頼をしたり、その逆もあったりしますが、SNSでやり取りをしたりして記事を書いて行くんです。これが地味に大変な作業なんです(笑)
それでもOn Ridgelineがきっかけで地元の経営者さんやイベント団体と知り合えて、お仕事のご依頼を頂いたりすることも増えたので有難いなと思います。

コロナ禍では飲食店が苦境に陥る中テイクアウトの情報をまとめてくださったりもしていたんですよね。

まこぱさん:
ありましたね。あの頃は飲食の自粛要請とか飲食店の状況が目まぐるしく変わっているときで、飲食店の経営者さんたちから相談を受けたんです。でも、みなさん経営者として譲れない部分がそれぞれあって、一つのサービスとしてまとめるのは難しいと感じました。それならみなさんの負担にならない方法で、第三者の私がやろうと思って、情報をまとめて記事にしたんです。

地元の役に立つWEBメディアなんて素晴らしいですね!是非地元の皆さんや、移住をお考えの方は「On Ridgeline」をチェックしてみてください。

みんなの一箱図書館さかいめ

私設図書館を通じた新たな場所づくり

それでは次に私設図書館について教えてください。まこぱさんが運営している私設図書館とはどういうものでしょうか?

まこぱさん:
はい。これは2020年に(一社)トリナスが焼津駅前商店街で始めた私設図書館「みんなの図書館さんかく焼津」があって、これは本棚のスペースを利用者に一定金額で貸し出してオーナーになってもらい、そのオーナーが好きな本を並べることができるという仕組みなんですね。
偶然、そのサービスを開始した(一社)トリナス代表の土肥潤也さんからお話を聞く機会があって、面白いなと思って。
その仕組みを使って2023年に御殿場市のカフェGotemba Apartment store の一角を借りて、「みんなの一箱図書館さかいめ」という名前で始めました。
本棚のオーナーであれば、自分のスペースに好きな本を置くことはもちろん、フィギュアやお店のチラシなどを自由に並べたり、デコレーションもできます。

つまりお金を払って本を貸すということですよね。すごく面白い仕組みですね。さかいめさんの本棚を見てみるとぎっしり本が並んでいますが盛況なんですね。

まこぱさん:
おかげさまで当初より本棚を増設したり、キャンセル待ちが発生したりすることもあります。

すごいですね!さかいめさんを利用する魅力はなんでしょうか?

まこぱさん:
例えばお店をやっている人だと、自分のお店の宣伝ができますし、本を貸す人と借りる人との間で手紙を通した交流が生まれたりするんですよね。

なるほど。図書館が地域の人との新しい交流の場になるわけですね。

まこぱさん:
そうなんです。本の趣味が合うからということで、借りた人からオーナーにプレゼントを預かったり、イベントを開催すれば新しい繋がりが生まれたり、色々なきっかけが生まれる場になっています。

それは素晴らしいですね。いつか小山町でもできて欲しいなと思いますが、先ずは御殿場のさかいめさんに足を運んでみてください!みんなの一箱図書館さかいめは御殿場市のカフェ「Gotemba Apartment Store」内にあります。本日はありがとうございました!