菅 常雄さん
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VOL3.菅 常雄さん
野鳥を通して自然を楽しみ環境を守る
菅 常雄さん
小山町はバードウォッチングの聖地!?幼少の頃に地元小山町で野鳥の魅力を知り、現在日本野鳥の会を始め様々な団体に所属し、野鳥の保護や調査を行う菅常雄さんにお話を聞きました!
本日は小山町で日本野鳥の会東富士山支部に所属し活躍されている菅常雄さんにお話を伺います。よろしくお願いします!
菅さん:よろしくお願いします。
小学校での体験が野鳥の世界への入口
菅さんがバードウォッチングを始められたきっかけはなんでしょうか?
菅さん:私が小学生の頃に「巣箱かけ遠足」というのがあったんです。学校の裏山に巣箱をかけて野鳥の話を聞いたりする授業なんですが、そのときたまたま目の前にサンコウチョウという鳥が飛んできたんです。その美しさに魅せられてしまいこの世界にハマっていきました。
菅さんは野鳥の会以外にも様々な自然の団体でご活躍されていますね。
菅さん:日本野鳥の会以外では富士山自然誌研究会、県野鳥愛護協会、富士山ホシガラスの会に所属しています。どれも野鳥や自然の研究・調査と通して環境保護に貢献するものです。
そもそも、バードウォッチングは簡単にできるものなんですか?
菅さん:簡単ですよ。やろうと思えば特別な道具も要りません。ただ見える鳥、聞こえる鳴き声を楽しめばいいんです。小山町は野鳥観察に適した環境で、市街地の鳥や山の鳥、たくさんの種類の野鳥がいるんですよ。
本当に色彩豊かでフワフワしていて愛らしいですね!
小山町で撮影した野鳥
小山町は日本で初めてバードウォッチングが開催された場所って聞きましたが本当ですか?
菅さん:はい。日本野鳥の会を発足した中西 悟堂さんが初めて探鳥会という今でいうバードウォッチングの会を須走で開催したんです。中西悟堂さんは歌人や詩人として有名な方でしたので、その時開催された探鳥会には多くの著名人が参加していたんですよ。北原白秋先生、柳田国男先生などがいらっしゃったんです。
そうなんですか!
菅さん:ええ。実は私も中西悟堂さんと探鳥をしたことがあるんですよ。
すごい!その時の印象を教えてください。
菅さん:私が中学生のときでした。悟堂さんは僧侶でもありましたが、そのせいなのかとても足腰が強いなという印象です。悟堂さんは先生とお話をしながら歩いていて私はただ後ろをついて歩いていたような感じでしたので、そのとき私が見たのは鳥というより悟堂さんのおしりでした笑
日本初の探鳥会の写真
小さなうちから環境教育を
では、菅さんにとってバードウォッチングの魅力はなんでしょうか?
菅さん:やはり緑の下を歩くってことが気持ちいいですよね。私は活動としては野鳥の調査が中心ですが、昆虫や植物などそれらが一体となって自然が成り立っていることを直に感じられることも魅力です。
ちなみに野鳥の調査というのはどういった活動なんでしょうか?
菅さん:色々あります。定期的に行うものであったり、自治体や大学などからの依頼で行うものもあります。先日は海外の非常に有名な大学から、須走のある植物の種を採取して欲しいという依頼もありました。そういったこともあり、ありがたいことに著名な研究者との出会いなども多くありました。
地元の小学校などに自然の講義などもするんですか?
菅さん:はい。それはもう随分前からしていますよ。御殿場市でもやっていますが、小山町では須走だけですね。でも成美地区には川が流れていますし、そういうところに触れるだけでもとてもいい経験だと思います。
菅さんは東京にも住まれていたんですよね。改めて小山町の魅力はいかがでしょうか?
菅さん:東京で長いこと生活してきて小山町に帰ってきて思うのは、やはり富士山の麓にある自然が素晴らしいということです。中西悟堂さんも随分褒めておられました。
今後の目標はいかがでしょう?
菅さん:やはり小山町の素晴らしい環境を活かして小学生など小さい子達への環境教育をしていきたいですね。私は日本野鳥の会の東富士山支部で22年間活動してきて支部長も務めましたが、唯一「キッズ隊」というものを作っていて、子ども達が野鳥観察や富士山のゴミ拾いを通じて環境教育を受ける場を作っています。そういったことを多くの人に知ってもらいたいですね。
素晴らしいですね。自然で遊ぶ体験というのが少しずつ減ってきている現在ですが、小山町という恵まれた環境で様々な形で環境教育ができるといいですね。本日はありがとうございました!